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2020年モデル|Model in 2020


接触格点を有したスクエアコアトラス構造

2020年は、トラス構造の可能性を拡張させた『スクエアコアトラス構造』を用いた(製作時)可動式の木橋を製作することになりました。
トラスの格点を2点とし、4本の斜材で生まれた隙間に四角形のコア材を挿入したもので,この四角形の形状によっては,桁橋やアーチ橋など,様々な形態の橋に変化するもので,『スクエアコアトラス構造』と命名されました.

設計条件は、①駿河台キャンパスの実験室で加工を行い船橋キャンパスまで運搬できるシステムとすること②解体は30分以内とし、船橋キャンパスでの打ち上げに参加できるようにすること③設計荷重は5kN、安全率はFS=2.5以上とすること④美しいブリッジであること⑤人が持ち運びできること。検討プロセスは、次の通りです。

  1. 計画:条件整理→構造計画(スケッチ)→図面(CAD)
  2. 設計:基本設計(2次元骨組解析)→加工図及び構造検討→詳細設計(3次元骨組解析)
  3. 調達:材料購入→ディテール検討→図面(CAD)
  4. 加工:材料切出し→材料穴あけ→仮組立
  5. 施工:運搬→本組立→解体→運搬→収納
という一連の作業を体験することで、ものづくりを実感することができるプロジェクトです。施工は、研究室総出で手伝います。
自分で設計し、自分で作って、自分で渡ってみる、自分の橋。ものづくりを体験することできるので是非挑戦してみてください。

設計者|中川駿一+長谷川佑大
施工者|中川駿一+長谷川佑大 with SDL+Bridge Studio