2年生の授業
2年生のカリキュラム
2年生から本格的な専門教育が始まります。幅広い土木の仕事に対応できるよう、専門分野を主要な6分野に分けて、それぞれの分野を基礎的な内容から学びます。6分野は「土木材料・力学一般]、「構造工学・地震工学」、「地盤工学」、「水工水理学」、「交通工学・国土計画」、「土木環境システム」に分かれています。これらの分野の科目はどれも土木工学の中枢を成すものであり、“講義”だけでなく同時並行で“演習”を設置し、理論と実践のバランスを取りながら学びます。さらに、“ビジュアルスタディ”では、講義や演習で学んだ内容をミニ実験や映像などを通じて視覚的に理解を深めます。
応用力学Ⅰ・Ⅱ/応用力学Ⅰ・Ⅱ演習
橋やダムなどの巨大な土木構造物はさまざまな力を受けながら自立しています。土木構造物を設計するためには、構造物がどのように力を伝達し、同時にどのように変形するか、を解析することが必要です。そのための基礎理論を「はり」の力学を中心として学びます。
水理学 I・II/水理学 I・II演習
「水を制するものは国を制する」と言われるように、私たちの生活の中に水の流れは密接に関わっています。水の恵みを授かる一方、時には河川が氾濫し、その恐ろしさを目の当たりにします。この科目では、水の流れを科学的に解明し、私たちの暮らしを安全に豊かにするため、水の流れを理解し制御するための技術を学びます。
地盤力学 I・II/地盤力学 I・II演習
私たちの足元を支えるのは“地盤”であり、“土”であります。たとえどれだけ立派な土木構造物をつくろうとも、足元の地盤が強固なものでなければ構物は自立することはできません。この科目では土や地盤の性質を学び、安全な地盤の設計法を学びます。
オリエンテーション(現場見学会)
専門科目で学んだ理論が実際にどのように活用されているのか、それを知ることは専門科目への興味を喚起し、さらなる理解へとつながります。そのような目的で2年生では、ダムやトンネル、橋梁などの施工現場や既設の土木構造物を見学し、実際にものをつくるために必要なことは何か、自らの目で確かめて理解します。
見学先
- 平成23年度:宮ヶ瀬ダム、さがみ縦貫道
- 平成24年度:東京湾アクアライン、東京ゲートブリッジ