グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム >  トピックス >  第20回景観・デザイン研究発表会優秀ポスター発表受賞

第20回景観・デザイン研究発表会優秀ポスター発表受賞


11月14日VDWC表彰式

 12月14・15日に開催された第20回景観・デザイン研究発表会(主催土木学会)で、理工学部土木工学科構造・デザイン研究室の久保田らが、審優秀ポスター発表賞を受賞した。ポスターのタイトルは、『380年経過した甘楽町大堰護岸の石積み補修と保全活動』で、久保田千晴、高野 圭太,澤田莉乃、永井千皓、佐久間七海、太田優人、関 文夫によるもの。
 2023年の実地研修で群馬県甘楽町の石積みの補修を実施したもので、築造から約380年経過しており、一部(3m程度)の護岸にはらみ出しが生じていた。ここでは、甘楽町の依頼から、はらみ出しの分析、石積み護岸の記録、補修、保全活動を実施したものである。尚、補修にあたっては、地元の石工からの指導を受け、空石積み護岸積みの練習を行い、実際の護岸の補修にあたったものである。
 元々上野国小幡藩(現馬県甘楽町)は、織田信長の次男である織田信雄が統治した場所で、1640年代に小幡陣屋が造営され、雄川から導水した大堰とその大堰から3か所の取水口が設けられ,まちの中に配置された小堰が完成する。この水路網は、生活用水、庭園用水、農業用水として利活用され,地域の風景となるものである。大堰では、高さ1.5m、幅1.0mの水路で、背面にカネ(粘土)を有する空石積み護岸である。
 ポスター発表20本の内、4本が優秀発表賞を受賞している。
2024年12月15日